2014年06月04日

「図書室の魔法」





もともと、出版社の近刊情報で見て、「コレ読みたい!」と思ってamazonで予約購入していた本なんですが、翻訳ファンタジーが読みたくなって、積読本の中からたまたまひっぱってきてパラ読みしてたら、な、なんと!!
物語の中で、大好きな「闇の戦いシリーズ」の事が言及されてるじゃありませんか!!
そこで早速読み始めてみたわけなんですが、これがよかった!面白かったです。

物語は……。

事故で双子の妹であるモル(モルガナ)を亡くし、魔女である母親から逃れるため、ウェールズからイングランドの父親の元に引き取られたモリ(モルウェナ)
そこからさらに全寮制の学校にやられることになったモリには、本だけが心を許せる相手だった……。

って感じなのですが、モリが読書を通じて、見知らぬ人々の中から、本当に心を許せる相手と出会っていく様は、趣味のコミュニティとかで、同好の士と知り合った経験のある人なら、誰でも共感出来るんじゃないでしょうか?
また、モリが読破していく本は、SFが多く、その中にファンタジーが含まれているんですが、同じSFやファンタジーを読んでいる方なら、ニヤリとしたり、「そうそうそうなのよ!」と頷いてしまうことは請け合いではないかと思います。
学校の図書室で、司書さんと懇意になったり、図書館で、顔を覚えられるほどの常連になったりしたことのある方も、モリの読書っぷりには共感できるでしょうし、また巻末の登場書籍のリストときたら!
個人的には、モリの姿に、昔の、同じ歳のころの自分をつい重ねてしまうところがあり、SFはもちろん、英国ファンタジー&英米児童文学を愛読している方には、たまらない本だと、私は思いました。

少し残念だったのは、ウェールズ時代にモリにどんな事があって、妹と片足を失ったのか?
母親は本当に魔女なのか?
双子の妹は、フェアリーは実在するのか?
そういう部分が、はっきりと説明されてなくて、そこがちょっとモヤモヤしましたが、それでも気に入らないとか、不満が残るといったこともなく、なければないでいろいろ想像して楽しむ余裕をもたせてくれているので。

ひさしぶりに、夢中になって読んでしまった本に出会うことができました。
そしてなによりも、大好きな「闇の戦いシリーズ」について語られている本に出会えたことにも感謝です。

出来れば、大人になったモリにもう一度再会したいなぁと思いました。
これ以降、彼女がどんな本を読み、どんな人生を歩み、どんな大人になるのだろうか?
と、想像するだけでもワクワクするような、そんな物語だと思います。
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2014年03月26日

鬼女の都

ご無沙汰しております。
blogを更新したいネタはあるんですが、長文打ってる暇がなくて、ずいぶんお久しぶりになってしまいました。
そんなわけで、今回blogを更新したい気持ちになったのは、この本を読んでいろいろ語りたくなったからでした。



物語は……。
歴史モノの創作系同人誌で活動していた一人の同人誌作家が自ら命を絶った。
「〈京都の髄〉ミヤコ」なるモノの存在を仄めかして……
果たして彼女は自殺か、他殺か。
彼女を慕い憧れていた同人誌仲間である吉田優希は、彼女から託された作品を完成させるべく京都を回る。
しかし、彼女の死に隠されていたのは、悲しい真実だった……。

といった感じなのですが。

以下ネタバレにつき、たたみます。




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2011年04月27日

「阪急電車」



自分の人生の中で、一番馴染み深い電車はなにか?と問われたら、きっと「阪急電車」と答えるであろう、阪急電車京都線近隣住民だった私ですが、本屋でみつけた時から、読みたくて仕方なかったこの本を映画化されたことをきっかけにしてようやく文庫本で読むことができました。


物語は

阪急電車今津線。
その宝塚 - 西宮北口間の8つの駅を舞台に、元彼の結婚式に討ち入りする翔子。DV彼氏との別れの決意するミサ。孫を連れた老婦人時江などの乗客たちが織り成す様々なエピソードを、オムニバスで描く……。

なわけですが。






以下ネタバレ含む感想です。
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2011年02月07日

「グラツィオーソ」

ご無沙汰しております。
エントリのネタはあるものの、長文書く暇がなく、放置状態になっていたこと、お詫びします。

で、ひさしぶりにこのカテゴリでのエントリなわけですが……。




図書ボラで、「部活動」に関する本を探していて見つけたのがこの本だったわけですが、いやぁ、よかった!面白かったです。

物語は……。

数年前まで県大会さえ突破できなかった高校の弱小吹奏楽部が、謎?の女性教師の赴任によって支部大会に出場できる学校へと変わった!しかし彼ら、彼女らの夢はそこで終わらない。様々な悩み、苦しみ、葛藤を経て、目指すは普門館!全国大会出場だ……。

てな感じなわけですが……。




以下ネタバレ含む感想です。
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2010年06月15日

「海の休暇」



中学生の時に読んで、ファンタジーというものに興味をおぼえはじめたきっかけともいうべき作品である「マリアンヌの夢」
その「マリアンヌの夢」に、続編があるらしいというのは、後年なにかの本(英米の児童文学論関係)で読んだ記憶があったのですが、日本では読めないのだろうと、もはやあきらめていました。
しかし、最近になってその続編がすでに日本語訳されていることを知り、図書館で探してやっと読むことができました。

22615c.JPG

それがこれ↑「海の休暇」です。
作者名がストーではなく、ストールなっているのはどうしてなんでしょ?

それはさておき、物語はこういうものでした

マリアンヌは学校が休暇中の間、ブライトンという海辺の町で過ごしていた。
毎日が退屈で、人寂しく感じていたマリアンヌは、ふとしたきっかけで知り合ったアリスやジョシーの影響を受け、多くの少女が興味をいだく、占いやおまじないのたぐいにだんだんのめりこむようになる。
中でも、アトランタ夫人という占い師に告げられ、マリアンヌは自分がいつか、すてきなボーイフレンドと出会うことを知るのだが……。


以下ネタバレ含む感想です。
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2010年02月22日

「ぼくは落ち着きがない」

私、高校2,3年生の時「図書同好会」に所属していました。
これは、実質は読書クラブで、たまに図書館業務のお手伝い(といっても、実質貸し出し業務のサポートと、蔵書調べぐらいですが)をするといった課外クラブなわけだったのですが、私が入部した年に、顧問の先生が昔の会誌復活を呼びかけられたことから、実質的には文芸部的な活動に変わっていった、そんなクラブ活動をしていました。

なもんで、この懐かしい図書同好会と同じような、読書クラブでもない、文芸部でもない、「図書」と名の付くクラブは実際あるのか?と思い、いろいろ探している時にみつけたのがこの本でした。



「僕は落ち着きがない」
長嶋有:作 光文社

物語は……。

桜ヶ丘高校図書室の奥には、ベニヤで仕切られた細長い部屋がある。
ここに集うのは図書部の面々。
図書部員、中山望美を中心に、図書室に集う普通の高校生のありふれた学校生活……。

といった内容なんですが、正直がっかりするものでした。

以下ネタバレありの感想です。



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2009年12月25日

「消えちゃったドラゴン−魔法の森2−」




blog更新も、このカテでエントリするのもおひさしぶりでございます。
いやぁ、最近は「読書メーター」っていう、横に「最近読んだ本」というblogパーツをはっつけてますが、この読書記録ツールに、読書記録をつけているもんで、こっちに本の感想をあげるのがずいぶんご無沙汰になってしまっておりました。

さてさてこの本、このエントリでご紹介した本のシリーズ2作目です。

物語は……。

魔法の森の国王メンダンバーは、形式ばった事が大嫌い。
臣下の者が持ってくる結婚話にもうんざりしている、王様らしくない王様。
ある時、魔法の森の中で奇妙な現象が起きていることに気づく。
それはどうやらドラゴンが関係しているらしい。
メンダンバーは自ら、ドラゴンのキング、カズールに会いに行くことにする。
しかし、カズールは行方不明になっており、変わりにメンダンバーの前に現れたのはお姫様らしくないお姫様、元ドラゴンの姫シモリーンだった……。




以下ネタバレ含む感想です。
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2009年07月16日

「ドラゴンゲート」




新聞の広告で見て以来、ずっとよみたいなぁと思っていた「ドラゴンゲート」

半年近くたってやっと図書館で借りることができたので、一気に読んでしまいました。

物語は──

かつては神として崇められていたドラゴンを、戦争の道具として使い、争い続ける二つの国、ハラドーンとミルドハン
その二つの国に挟まれた、エルフ族の王を頂く小国アヴラヘルの王女アルドヘスは、父の魔法の力によって世界の運命を変えてしまう宿命を持つ、ふたりの少年を見守ることになる。
ひとりは、ミルドハンの洞窟に隠れ住む、オオカミのような少年、アラザール。
もうひとりは、ドラゴンの声を聞くことができるハラドーンの少年、レヴィン。
もうひとりのエルフの王女、エラナーを含む4人の邂逅が、世界を変え、ドラゴンの運命を変えていく……。

てな感じなのですが、う〜ん、正直な感想としては設定や、個々のキャラクターのエピソードは面白いのに、物語としてはまとまっていないというか、テーマがぼやけているという感じがしましたね。
光と闇の戦いとか、新世界の誕生と旧世界の消滅とか、そういった何を描きたかったのかがよくわからなくて、疑問だけが残ってしまうような読後だなぁと……。

以下ネタバレ含む感想なので、一旦たたみますね。







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2009年05月23日

「闇の城、風の魔法」




以前書店でみかけて以来、ずっと気になって「読みたいなぁ」と思っていたこの本、たまたま先日訪れた子どもの中学の図書館で見つけたので、ついつい借りてしまいました。

物語は……。

高校生のケイトのクラスに転校してきたジャロード。
ケイトは祖母から受け継いだ魔法の力で、彼にはなにか秘められた力があることに気づく。
やがてジャロードの家系には、恐ろしい呪いがかけられていることがわかり、ケイトとジャロード、二人はケイトの祖母ジリアンの魔法で、中世イングランドへとトリップする。
呪いを断ち切るために……。

てな感じなのですが、なんとなく私が読んだマーガレット・マーヒー作品「めざめれば魔女」「錬金術師」を思い出されて、とても面白かったです。


以下ネタばれ含む感想です。



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2009年05月17日

「女教皇ヨハンナ」






大好きな俳優、デイジーことデビット・ウェナム氏が出演される映画の原作だと聞いて、興味がひかれ読んでみたのがこの作品「女教皇ヨハンナ」でした。

物語は……。

九世紀、ヴァチカンからはその存在を抹殺された教皇がいた。
その人物の名はヨハンナ──、幼い頃より勉学に秀で、その好奇心と知識力により、運命に流されるまま男装の女教皇となった人物である……。

てな感じなのですが、う〜ん、私にはいい材料を使っているのに、味付けがイマイチな料理のように感じました。

以下、おもいっきりネタバレしちゃってる感想です。


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2009年05月05日

謎?のエリザベート

田中芳樹さんの「銀河英雄伝説」は、今から20年ぐらい前にノベルズで読んで、今でも大好きな作品です。

その「銀河英雄伝説」が、創元SF文庫で再版された事は、すでに知っておりましたが、ノベルズで持ってるので新たに買い直すかどうかはずっと迷ってたんですよね。
でも




この外伝3巻は、そういえばノベルズでまだちゃんと読んでなかったなぁと思いだし、この際とばかりに購入。
それをきっかけに本編を最初から読み直したくなり、1巻からずっと読み直しをしていたところ、初読から20年もたって、今さらながらある事に気づきました。

それはノベルズの第7巻でのこと。
カリンちゃんことカーテローゼ・フォン・クロイチェル嬢が、父親であるシェーンコップに「自分の母、エリザベート・フォン・クロイチェルを覚えているか?」と尋ねるんですよね。
しかぁ〜し!
カリンちゃんのお母様の名前は、10巻でのシェーンコップの独白によれば「ローザライン」で、私もずっとローザラインだと思いこんでいたんですよねぇ。
なので
「えぇ?これって本当はどっちが正しいの!?」
と一瞬迷ったんですよ。
でも
「たぶん、ローザラインが正解で、エリザベートは単なる間違いなんじゃ……。いや、もしかしたらエリザベートはミドルネームかも?もしかしたら文庫ではあっさりローザラインに変更されてるかもしれないけど、脳内ではエリザベートはミドルネームだったってことにしとけばいいじゃん!」
と、自己解釈で納得してから創元文庫版で確認したんですよね。
そうしたところ……。
「ローザライン・エリザベート・フォン・クロイツェル」
になってるじゃないですか!!

なにかねぇ。
ファンの考えることなんて、所詮作者を超えることはできないのかなぁ、などとしみじみ思った出来事でした。
でも、まだノベルズ版しかなかった当時、カリンママの名前ってファンの間で物議を醸していたってことはないんでしょうか?
当時のことをご存じ方、いらっしゃいましたらお教えいただけましたら幸いです(笑)
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2008年10月30日

「デトロイト・メタル・シティ」




某所で
「聖飢魔ll信者にお勧め!」と紹介されていたこともあり、また映画公開時にデーモン閣下が「(デトロイト・メタル・シティの関係者は)吾輩に一言あるべきではないかね」というようなことを発言されていたこともあり、興味をもったのがこの本を読んだきっかけでした。

物語は……。
根岸崇一はポップでオシャレな音楽好きの青年。
プロを目指すも、彼がデビューしたのはカリスマ的な人気を持つデスメタルバンド、デトロイト・メタル・シティのボーカル、ヨハネ・クラウザーll世としてであった。

メタルを好まない根岸であったが、彼の気持ちとは反対に、デトロイト・メタル・シティは、一躍世間の注目を浴びるようになっていく……。




てな感じなのですが。
う〜ん、面白かったのは面白かったのですが、はまるっていうほどではなかったです。
やっぱりね、デトロイト・メタル・シティの音楽?(笑)が、私には合わないような気がして……。
あと、主人公である根岸もねぇ。
メタルの嫌いな彼が、メタルをやっていることが、このマンガの面白さのはわかっているのですが、「やめたい……。でもやめられない……」を繰り返している彼の煮え切らない姿に、正直私はイライラしてしまったんですよね(笑)
デーモン閣下みたいに、もっと突き抜けたキャラなら嵌ったんじゃないかなぁ、などと思ったりもしました。

とりあえず、既刊分は読破したので、最新刊が出たら出たらで、また買おうかとは思っています。
でもって映画のほうも、DVDが出来たらレンタルで見てみたいなとは思っています。
(CDも欲しいんだよね。だってルークさんがギター弾いてるんだもんハートたち(複数ハート)黒ハート
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「囚われちゃったお姫さま−魔法の森1−」



東京創元社の公式サイトでみかけたこの本。
興味を惹かれてさっそく図書館で借りて読んで見ました。

物語は……。
リンダウォール王国の末姫シモリーンは、お姫さまらしくしているのが大っ嫌い。
 興味があるのは、お姫さまには必要のない、剣術や、魔法にお料理その他もろもろで、名付け親の妖精も匙をなげてしまう始末。
 そんな時、隣国の王子と、あやうく婚約させられそうになり、城出を決行。
ところが、飛び込んで行った場所は、ドラゴンの洞窟だった……。

てな感じで、もうめちゃくちゃ面白かったです。

以下多少なりとも内容に触れますので、一旦たたみますね


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2008年10月23日

はるかな空の東




おひさしぶりです。
体調不良やら、家族にパソコンを占領されたりしてやらで、なかなか更新できませんでした。

で、今回ご紹介のこの本。
「この本のタイトルを教えて!」的な質問掲示板で、この本をお尋ねになっている方がいたので、それであらすじを読んで気になったので、図書館で借りてきたわけなのですが……。

物語は。

「三つの月が赤く不気味に光る夜。ファルクラウン王国は、旅の魔術師によって、王を失い、双子の王女の片割れは捕らわれた。
王の子飼いの宮廷魔術師であるハヤミは、旅の魔術師の魔の手から、王の命に従い、残されたもう一人の王女を護るべく、異世界『日本』へと渡る。
それから5年。成長した王女ナルは、自分によく似た少女に誘われ、一人異世界へと迷い込む。
その世界こそ、彼女の生まれた世界であった。
そこでの歌姫、クリスタライアとの出会いが、彼女の運命を大きく変えていく……』

てな感じなのですが、そうですねぇ。
一言で感想をいうのなら、「フルコースの料理を作れるような材料を揃えているのに、出てきたのはありきたりな平凡な料理が数品だった」というような感じでしょうか?

以下、あまり好意的ではない感想なので、この作品が好きな方がスルーしていただけたほうが良いかと思います。




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2008年09月30日

「シャナラの妖精石」





1作目の「シャナラの剣」を読んで以来、読もう読もうと思いつつもなかなか読む気が起きなかった「シャナラの妖精石」をやっと読了いたしました。

物語は……。

『シャナラの剣』をめぐる冒険からの50年後。
エルフの国を守護していた不思議の樹『エルクリス』が枯れ始めた。
『エルクリス』の力が弱まり、空虚な暗黒の世界に追いやられ、閉じこめられていた邪悪な魔物たちは、綻び始めた≪結界≫を破って、生者の世界に押し寄せ始める。
自分たちのこの世界から追いやったエルフに復讐するために……。

『エルクリス』を再生させ、魔物たちを再び結界の向こうに追いやるため、エルフの乙女アンバリーと、エルフの血を引く青年ウィルは、世界の命運をかけて、≪守りの地≫に隠された≪血潮の炎≫を探し出す命がけの旅に出るのだった──。

てな感じなのですが、そうですね。
今回も面白かったです。

でまあ、詳しい感想はネタバレになるかもしれませんので、いったんたたみますね。








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2008年09月24日

「トレマリスの歌術師1 万歌の歌い手」



以前、こちらのエントリでも触れた「トレマリスの歌術師」の1巻を、やっと読み終えることが出来ました。

物語は……。

かつて「歌による魔法」が広く行われ信じられていた世界、トレマリス。
そんなトレマリスの国々のひとつ、アンタリスは月の女神タリスが守護する氷の壁に囲まれた国だった。
タリスの巫女たちは「氷の歌術」で壁を強め、外敵の侵入を防ぎ、山中にひっそりと暮らしている。
そんな巫女の見習いであるカルウィンは、何者も通れぬ、通さぬはずの氷壁の内側に、見知らぬ若者、ダロウが大怪我をして倒れているのを発見した。
彼は鉄芸を操る歌術師であり、九つある歌術全てを我がものにして、全トレマリスの帝王になる野望を抱いているサミスという邪悪な歌術師に追われていることを、カルウィンに話して聞かせた。

ダロスを追ったサミスがアンタリスに襲撃してきたその時、カロウィンは、ダロウと共に、サミスの野望を阻止する旅へと出る――。

てな感じなんですが、そうですねぇ。
一言で感想を述べるなら、面白かったし、夢中になってあっという間に読んでしまったけど、こう手放しで賛同するほどどっぷり惹かれることもなく、大味な感じがしたってことでしょうか?

多少ネタバレ含むかも?なので、一旦たたみますね。




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2008年08月22日

復刊本メモ

ずいぶん、朝晩が涼しくなってきましたね。
おひさしぶりです。
やっと、いろいろ諸々の事が一段落ついたので、またぼちぼちblogを更新していきたいと思います。

そんな事で、ずっと待ち望んでいてようやく復刊された本がいくつかあるので、それをちょっとメモしておきたいと思います。
ただ、amazonではまだ取り扱いしてないようなんですよね。
なので、出版社からのリンクを貼っておきます。


まずは、復刊じゃないけど、昨年(だっけ?)解散してしまった朝日ソノラマから刊行されていた「クラッシャー・ジョウ」シリーズが、いよいよ早川書房から刊行されることになりました。
パチパチ!待ってました!!
実は私、ソノラマ版の改訂版持ってないんですよね。
なので、早川版でもう一度ぜひ買い直したいと思っています。

そして、そして……。
あのタニス・リーの「闇の公子」が復刊ですって!!
浅羽訳のままですから、これは買わないわけにはいかないでしょう。

というわけで、その刊行予定が載った早川のサイトは以下のURL

http://www.hayakawa-online.co.jp/product/issue_schedules/paperback/list.html

いや〜ん、もうめっちゃ楽しみです。
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2008年07月26日

「ザ・ロープメイカー 伝説を継ぐ者」



子どものころから、剣を持って戦うお姫様が大好きだった私。
そんな私のお気に入りFTの1つがロビン・マッキンリィの「ダマール王国」シリーズでした。

そのロビン・マッキンリィのダンナ様の作品。
しかもこの作品が生まれたきっかけが、奥様であるロビン・マッキンリィのために即興で作った物語がベースになっているとかで、興味を持って読んでみたのが、この
「ザ・ロープメイカー」でした。

物語は──。

周辺の国から干渉されない、閉ざされた谷に住む少女ティルヤ
ある時、谷を守っているはずの魔法が消えかけている事がわかり、
ティルヤは祖母のミーナ。
そして、伝説になぞらえた同行者である、アルノーと孫のタールと共に、
伝説の魔法使い、ファヒールを探す旅に出る

って感じなのですが、そうですね。
一言でいえば面白かったけど、大味な物語かなぁと。
う〜ん、なんていうか、ゲーム的、RPGっぽいっていうか、主人公の旅、冒険自体は丹念に描かれているし、面白かったけれど物語の背景の描き方に深みがないというか、もう少し突っ込んで書いて欲しいなぁと思いました。




以下、多少のネタバレ含む感想です。
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2008年04月07日

「ヒーラーズ・キープ」





前作、「水晶玉と伝説の剣」を読んで以来、続編があると知ってずっと読みたかった「ヒーラーズ・キープ」をやっとこさ読みました。

物語は……。

世界は、いやしの砦【ヒーラーズ・キープ】で守られている〈銀の境界線〉によって、闇の力を退けていた。
だが、「影の世界」のシャドウ・キング(影の王)は銀の境界線を越えて、世界を自分のものにしようとその触手を伸ばし始めたのである。
「歌ういやし」の力を持つ奴隷の少女ミーヴと、「戦ういやしの力」をもつ王女サラ。
まったくの接点のなかった二人は、夢の力によって出会い、さまざな困難を乗り越え、自分の本性を見いだし、シャドウ・キングの魔の手から、自分たちの世界を守ろうとする──。

といった感じなのですが、うん、物語自体はすごくおもしろかったです。
上下巻、あっという間に読んでしまいましたから。
ただ正直なところ、物語自身がすごく大味な感じがしてそれがちょっと不満に思えました。
サラがその一員となる、いやしの砦(ヒーラーズ・キープ)内部のもっと詳しい描写や、ドリームウェンの一族のこと。
シャドウ・キングと影の世界のこと。
ドージャンのお母さんのことなど。
「もっと詳しく読ませて欲しい」と思う部分がサラっと書き流してあるので、この倍ぐらいの分量になってもいいから、物語の中で明かしてほしかったですね。
それとも、今回あまり深く触れられていなかった部分は、続編に持ち越しってことなのでしょうか?

それから、用語の説明を下巻にもってこないで欲しかった(笑)
何も知らずに上巻を読んでいて、「?」な言葉あるので、正直ちょっと読みづらく思えました。
後、物語の中で説明されているのに、改めて用語解説で説明されている言葉があるかと思えば、最後までどういう意味なのか知らされなかった(まあ、おおよその意味の見当はつきましたが)言葉もあって、こういうその作品独自の言葉って、もう少し読みやすく、意味がすぐわかる書き方ができなかったのかなぁとも思いました。
(結局センテサンって、どういう意味っていうかどういう代物だったのか、大人にだけは教えて欲しい・笑)
言葉の意味っていう点だとタイトルも、初めは納得のいかないものでした。
「ヒーラーズ・キープ」これがそのまんま「いやしの砦」を示しているのなら、登場の機会がほとんどなかった「いやしの砦」という場所を、タイトルにもってくるのってちょっとどうよ?って思ったんですが、もしかしたら、二人のいやし手の少女=ミーヴとサラのことも示してるんでしょうか?
それならそれで、奥深いタイトルなのかなぁとも思いました。

児童書ファンタジーとしては、読みやすい面白い作品ではないでしょうか?
ぜひとも続編を、そして日本で読める機会を与えていただけることを強く望みたいと思います。

でもって、こちら

ゆめのみなと様のblog「Reading Diary-MEMO」の「ヒーラーズキープ」の感想には思わず同感!

引き続き、「オラクルの光」が読みたいです。


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2008年03月24日

百舌姫事件




大好きなミステリ作家、太田忠司さんの狩野俊介シリーズ最新作「百舌姫事件」を読みました。
太田忠司さんの作品の中で、「狩野俊介シリーズ」は「霞田兄妹シリーズ」と並んで大好きで、新しい作品をいつも心待ちにしているシリーズなので、ワクワクドキドキで最新刊を手に取ったのですが、正直微妙でした。


以下、事件の核心には触れない程度の多少のネタバレを含む感想です
posted by しき at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | こんな本読みました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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